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Travel diary

Mina Ichikawa

1日目

前前日(前前前世じゃなくてすみません)に飲み会があり、久しぶりに思いっきりお酒を飲みすぎてしまった。それを若干引きずりつつ、品川の新幹線乗り場へ。搭乗15分前に新幹線のチケットを買うという計画性のなさ。乗れてよかった本当に。新幹線で好きな音楽を聴き、フンフン鼻歌を歌っている間に新大阪駅に到着した。めちゃ時間余裕あるわ~と思い、おでんを買って(残暑が続いていたが、胃を労わりたかったため)集合場所であるホテルダイキさん前に向かった。ゼミ生は本当にしっかりしている、ほとんどみんな集まっていた。ゼミ生の男子、田中が来たところで一行はたこ焼きを求めに商店街へ向かった。大量のソース味、しょうゆ味のたこ焼きを頬張った。本場のたこ焼きってやっぱり違うね、とろけた。今までニセモノのたこ焼きを食べていたことが判明した(?)。

岡崎京子展

たこ焼きを堪能した後はすぐに伊丹市立美術館へ。向かう途中の和風な外装のニトリ、タリーズを横目に美術館に入館した。姉が岡崎京子さんを好きだったこともあり、彼女の漫画・絵は少し拝見したことがあった。あんなに音楽と関わりがある人だとは思っていなかった。知らないって恥ずかしい。。一番印象に残っているのは大きいパネルに漫画の中に出てくる名ゼリフが書かれていたことだ。その言葉から彼女自身、彼女の世界に生きる女の子たちの強さが読み取れ、圧倒された。自分は影響されやすい人間なので、それを見て「そういう考え方もあるのか!」といちいちハッとしていた。彼女の作品をちゃんと読もうと思った瞬間であった。雑誌や原画も大量に展示してあり、かなり見応えがあった。


海遊館

そこから海遊館へ移動した。赤い小魚やエイが泳いでいる水槽のアーチのくぐり抜けたところでテンションが上がり始める。みんなでカワウソを見た後に自由時間になり、私は足早に自分の好きな生き物がいそうな水槽を探した。最初にラッコが出てきたところでテンションぶち上がり第1回目。ずーっと丸太のようにくるくる回る姿には悩殺された。テンションぶち上がり第2回はもちろんペンギン!!なんせ私のあだ名はペンちゃんなんでね!!ペンギンのペンちゃんなのかはわかりませんがね!!彼らはただ突っ立っていただけなのに女の子たちは「キャ~カワイイ~~!」と声を上げる。私も例に倣って「キャ~カワイイ~~!」と発した。他にはファインディングドリーとコラボしたコーナーでリアルドリーはそっちのけでカラフルな小魚に夢中になったり、笑顔の安売りをするアザラシをなんともいえない感情で見守ったり、サメを触れるコーナーで怖気づいて触らなかったりした。

新世界・通天閣

夜になったところで新世界にてフィールドワーク。大阪名物の串カツをいただいた。こんなのも揚げちゃうの!?というメニューもあった(紅生姜の串揚げは美味しいらしい)。自分的には新世界は東京でいう新宿であった。居酒屋さんがたくさんあり、キャッチの人も数メートルごとにいた。キャッチは何度断ってもグイグイ来た。そのメンタリティ、見習いたい。新宿と違うところはお客さんだった。新宿は若者のグループが多いが、新世界では家族連れをよく見かけた。家族でご飯を食べに来る場所というのが意外であった。

通天閣はあまり高くなかった。街を見下ろすと必ず視界に東横インが入ってきた。どこから見ても東横イン。あの青い光の看板は大阪の街並みでも目立つ。

 

通天閣のあと時間が少し余ったのと翌日の天気が心配だったので、道頓堀へグリコのポーズをしに向かった。夜のグリコは初めてでドキドキした。また、ホテルダイキさんでネコ2匹が飼われていてみんなで悶えていた。宮本先生の部屋にネコが入り浸っているというツイートにクスッとし、そっと「いいね」を押した。


2日目
 

映画村

セットとして造られた日本の昔の街並みがもはやセットではなかった。自分もあの場所に長年住んでいるような気がした。忍者ショーを見たが、激しいアクロバットがかっこよくて血が騒いだ(昔アクロバットを習っていたため)。

京都国際マンガミュージアム

とにかく漫画が隅々まで置かれていた。應矢さんという方が書庫や研究室まで案内してくださった。そして、ミュージアム内にある江口寿史先生の「江口寿史展 KING OF POP」へ。よくタワレコで先生が手がけたスカパラのジャケットを見かけていたが、恥ずかしながら、作品をしっかり拝見させていただいたのはこのときが初めてだ。先生の描く女の子が可愛くて身近にいたら友達になりたい女の子ばかりだった。色遣いも息を飲むほど美しかった。人工芝の校庭でゴロゴロしながら漫画を読んだ。幸せでしかなかった。

四条河原町

鴨川の土手の印象が強い。2人組の男女がズラッと隙間を空けずに土手に座り込んで各々何かを語り合っていた。花火大会でもあるのかと思ったが、あれがデフォだと聞き、驚きを隠せなかった。それからここでは女子全員で晩御飯を食べた。海鮮のお店をチョイス。贅沢にウニを食べて優雅なときを過ごし、これまた幸せであった。

 


3日目

手塚治虫記念館に行く前に宝塚歌劇団の男役の方の入りの時間にかぶり、凄まじい光景を目にした。50人以上は絶対にいるファンの方々が列を作り、男役の人に順々に何かを渡していた。男役の方は笑顔を絶やさず神対応をしていた。あのような対応ができる人と自分が同じ人間だとは思えなかった。

手塚治虫記念館

彼の生涯を彼の描いた絵と共に振り返った。漫画の絵だけでなく、昆虫のリアルな絵も描いていて最初標本かと思ったほどリアルだった。個人的にはお金をかけず、絵もさほど動かさないようにしようと試みた「ある街角の物語」という作品が気になった。彼の一般的に有名な作品の画風と異なっていて、彼の幅の広さを感じた。

宝塚大劇場

ここの中にあるミュージアムで歴代のタカラジェンヌを見た。みなさんお顔が整いすぎでオーラがありすぎで力を見せつけられた。キラキラしていた。衣装を間近で見ることもできたが、スパンコールが全身に散りばめられていてこれもキラキラしていた。眩しい。念願の羽も背負わせていただいた。羽を背負うなんて最初で最後の経験だろうから心して背負った。簡単にいうと、宝塚大劇場は全てがキラキラしていた。

 

グリコピア神戸工場

ちょうどこのころに大学の成績発表の時間でドギマギしながらグリコピアのお姉さんの話を聞いていた。工場見学中にチョコレートの甘い香りが漂い、チョコレートのことしか考えられなかった。シュールなストーリーを3Dで観終え、過去のグリコのオマケが陳列してあるところへ。その中に父が謎に集めていたミニチュアの学校給食のオマケがあり、ふいに実家に帰りたくなった。最後にプリッツ1箱ずついただいてハッピー。

三宮・元町
 木谷さん、小薗さん、工藤さんと三宮散策。異人館のある通りへ向かったが、ちょうど閉まる時間でガックリ。。坂道めちゃ登ってきたのに。。だが、少し歩くとお洒落な通りに出て噂で聞いていたお洒落なスタバを発見し、写真を撮りまくるくらいには回復した。下界に降りてイングリッシュパブでピザを食べ、みんながスイーツを食べているのを見学して3日目終了。
 ホテルに戻ってからの懇親会はみんなも自分も疲れていたし、全員集まるのは厳しいかなと思ったが、ゼミ生みんな集合して話せたのがよき思い出。

 


4日目
 

野サンプル

ここでは食品サンプルのパフェを作った。クリームの上に乗せるもののいい配置が全く思い浮かばず、センスのなさに絶望した。せめて色は統一しようと赤いものを詰め込んでみたらリアリティのないパフェが出来上がった。後日友人にそのパフェを見せたところ、ボロクソに非難された。いつでもパフェのサンプルを作れるように案を練っておくことを決めた。

千房本店

お好み焼き~!!!美味しい!!!マヨネーズのふりかけ方がもこみちのそれでしかなかった。また食べたい。

 

自分で旅行を計画するときは毎回ゆるい旅行にしてしまうので、今回のようなハードスケジュールは初めて経験した。なかなか疲れたが、それ以上に今まで触れてこなかったことに触れられたこと、ゼミ生との仲を深められたことが何よりも嬉しかった。得るものが多い合宿であった。

おしまい

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